こんにちは、上海ナビです。
駅や空港は大混雑します
◯祝祭日をはずして日程の決定を!
上海の秋といえば、なんといっても上海蟹! 解禁日は毎年9月下旬で、10月中旬まではメス、11月以降はオスがおいしくなります。蒸したての甲羅をあけて、黒酢をたらしてお箸で少しずつすくって……と考えるだけでたまらない! 最近は一年中上海蟹を出す店が増えていますが、旬の蟹に勝るものはありません。本場で安くおなかいっぱい食べたい! という方は、産地の陽澄湖まで行っちゃうのも手ですよ。
こちらは「成隆行蟹王府」の388元コース
評判のお店ではずれなしの蟹料理を食べるなら絶対に予約を。シーズンになると、有名な老舗では一週間前の予約は必須というお店もあります。蟹料理ビギナーならコース料理のあるお店がオススメ。食べやすいよう、足の先まで殻から出して提供してくれるレストランもあります。通の方はぜひ庶民派上海料理店で、地元の人にまじってかぶりつきましょう。マナーは考えなくてOK。足までバリバリ食べてくださいね。
秋のギフトといえば中国では月餅。お歳暮のように親戚や取引先のクライアントに贈ったり、お世話になった人にプレゼントしたりします。ただし月餅は、日本でいえばバレンタインチョコやクリスマスケーキみたいなもの。中秋節の直前は専門店にお客さんが殺到し、中秋節を過ぎると店舗からあっという間に片付けられてしまうんです。手に入れるなら9月中旬までと覚えておいてください。
新天地のホテル「アンダーズ」の月餅。オシャレなホテルは月餅ギフトもオシャレ
が、正直「月餅が好き」という日本人は少数派なんです。ナビも自分から買うことはないかな〜(笑)。理由は、とにかく重い、甘い、のどが乾く! 特に伝統にこだわる老舗の月餅はこの傾向が。でも、最近は外資系5つ星ホテルがカフェラテ味、カボチャ味など、外国人にも馴染みやすいテイストの月餅を売り出しています。滞在したホテルのオリジナル月餅なら記念にもなりますよね。おいしい月餅が手に入るホテルを選んで滞在するのも◎。
上海で芸術の秋を満喫するなら、「上海ビエンナーレ」の開催年を狙ってみて。2012年はちょうど開催年に当たります。今回は10月1日からなんと翌年の3月31日まで、上海万博跡地と、「上海外灘美術館」周辺を開場に国内外の最新作品を展示。イベントに合わせて、市内の美術館やアートスポットでもさまざまな企画展が開かれそうです。一昨年まで「上海美術館」が拠点だったビエンナーレ。今年はどんな風に変化するのか楽しみです。
上海の秋の一大スポーツイベントといえば、毎年恒例の「ATP1000マスターズ」。上海で開催されるプロテニスの大会です。ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、錦織圭など、有名な選手も上海にやってきます。また、シーズンが11月までの中国サッカー・スーパーリーグもぜひ。海外の有名選手の華麗なプレーを間近で観戦しましょう。
日本では数万円以上しそうなモードなコートも安くオーダーできます
日本では、お店に並び始めたばかりの秋冬物がいちばん高い時期。でも、上海ではまだ寒さを感じない秋ならカシミヤコート、カシミヤセーター、ダウンコートなどを格安でオーダーメイドすることができちゃいます。冬本番よりも安いんですよ。布市場へ行くと、飾られている既製品にもかわいいものがいっぱい。早めに安く冬物を手に入れましょう。相場はカシミヤのハーフコートで700元前後です。オーダーするという方は、見本にしたいファッション誌の切り抜きをお忘れなく。
秋は郊外旅行に最適の季節。特に杭州の西湖周辺には、「三潭印月」「平湖秋月」「南屏晩鐘」など、秋に見るべき風景の名所が点在しています。また、上海蟹の産地として知られるのは陽澄湖ですが、蘇州と無錫にまたがる太湖、水郷・朱家角に近い淀山湖でも、陽澄湖産に劣らない上海蟹が養殖されるようになりました。湖に近い観光地へ行けば、おいしい上海蟹が食べられるかもです。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-10-26