下町屋台からホテルブランチまで! 種類もジャンルも値段の幅も多種多様な上海の朝食をご紹介♪

こんにちは、上海ナビです。
旅の楽しみの一つといえば朝ごはん。いつもは寝る方優先で朝ごはんは食べないという方も、旅に出るとなんだか早起きをしたくなりませんか? 上海の朝ご飯はとにかく選択肢が豊富。伝統的な揚げパン&豆乳スタイルから、最近主流のセミビュッフェ式ホテル朝ごはんまで、あれもこれもと思っているうちに日程が足りなくなってしまうほどです。それでは早速どんな朝ごはんがあるのかご紹介していきましょう。
下町の朝ご飯屋台

素朴な朝ごはん屋台が見つかる文廟エリアの夢花街
豫園や文廟周辺、虹口など、下町のホテルに滞在したらぜひ挑戦していただきたいのが朝ごはん屋台。だいたい朝5時ごろ、日の出前から営業していて、早起きのお年寄りや朝自習に向かう学生さんたちが立ち寄っています。お店をたたむのは出勤時間の終わる9時ごろでしょうか。古い住宅街を見つけたらぜひ早朝に歩いてみて下さい。今日ナビが訪れたのは文廟界隈です。
予算は饅頭類で1元前後からと激安。ポケットに小銭のご用意を。寒い冬の朝はアツアツの豆乳が美味です。マイカップを持って買いにくる人もいるんですよ。
 ネギ入りの焼き餅 |
 揚げパン(油条) |
 アツアツの豆乳 |
 餃子と生煎 |
 茶葉卵 |
 牛乳の屋台 |
小吃店

「豊裕」のメニュー。安さが魅力です
上海の定番朝ごはんスポットといえば小吃の専門店。だいたい朝6時ごろオープンし、薄暗い路地に肉まんをふかす湯気が立ち始めます。メニューは豆乳、揚げパン、肉まん、おかゆ、ワンタンなど。5元もあればお腹いっぱい食べられます。滞在するホテルの周辺に一軒探しておくと、朝の散歩が楽しみになりますよ。
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早朝から活気がある厨房。食券を買って窓口に取りに行くシステムです |
行列ができる店として有名な「小楊生煎」、豫園の超人気店「南翔饅頭店」も早朝から開いてるって知ってました? 朝なら空いています。
朝ラーメン

日本でも少しだけ話題になったことがある「朝ラーメン」。上海では昔から朝ごはんで麺類が食べられているようです。魚や鶏がらベースで醤油味のあっさりした上海風ラーメンは、確かに朝も食べられそう。また、麺専門店が早朝だけおかゆや揚げパンをサイドメニューに出しているところもあります。
寒い朝の出勤前なら体が温まって仕事効率が上がるかも。目玉焼きや煮卵のトッピングができるお店もあります。
 行列店は早朝が狙い目 |
 さっぱりしたスープは朝食向き |
 炒めたおかずを別添えにした麺 |
 上海名物の一つ「黄魚麺」 |
コンビニ

働く世代の上海人が朝ごはん調達でいちばん利用しているのはコンビニ。朝のオフィス街のコンビニは行列ができているところもあります。朝食を買ってオフィスのエレベーターに乗り込むOLさんの姿も。肉まんやチマキ、茶葉卵、豆乳、麦芽やフルーツ味の牛乳、フルーツ、野菜など、日本のコンビニでは専用ラックを見かけないような朝ご飯商品も充実しています。ナビのお気に入りは穀物入りヨーグルト。
上海のコンビニの特徴といえば、おにぎりも温めてくれるところ。朝ごはん系の品揃えも日本より多いような気がします。
 定番のコンビニ朝ごはんといえば、茶葉卵とチマキ |
 パウチパック入り豆乳 |
 穀物やフルーツ入りヨーグルト |
 おにぎりと手巻きは温めてくれます |
朝マック/ケンタッキー

旅先でファストフード? と思われるかもしれませんが、ナビは朝早い列車に乗るときにけっこう利用しています。上海駅、上海虹橋駅、虹橋空港などに必ず入っているので、ホテルで食べ損ねたときに重宝しますよ。日本と違うところもいっぱい。朝ご飯セットでコーヒーと豆乳が選べたり、現地化が激しいケンタッキーにはおかゆや揚げパンなんかもあったり。話のタネに一度利用してみて。
 ケンタッキーは朝5時から朝ごはんメニューを提供 |
 24時間営業マクドナルドも頼もしい存在 |
ナビのお気に入りは目玉焼き入りマフィンバーガー。朝マック限定のセットです。意外と豆乳に合うんですよ。
 ケンタッキーにはおかゆが! |
 朝マック、日本とちょっと違います |
 マフィンと豆乳のセット |
カフェ/バー

早朝からやっているカフェも多数
いくら中国好きでも豆乳と油条を食べながら出勤する在住外国人ビジネスマンは超少数派。市内には、サンドイッチやコーヒーなどさっと朝ご飯を食べられるカフェがたくさんあります。入りやすいチェーン系カフェのモーニングもお勧め。ナビのイチ押しは朝7時オープンのカフェバー「glo LONDON」です。イングリッシュ・ブレックファストのセットや朝の紅茶でのんびり過ごせます♪
 気候のいい時期は外席で |
 開放的な雰囲気のカフェは朝ごはん向き |
 朝限定でコーヒーおかわり自由のお店も |
 「glo LONDON」のスコーン |

外国人向けバーのブランチセットはボリュームたっぷり
また、上海には週末にブランチを出すバーも多数。バーへ朝ごはんを食べに行くというスタイルは上海ならではなのでは? お昼前からのんびり夕方まで朝ごはんメニューを提供しているお店や、子どもの遊び場を用意しているお店も。
ホテル

朝食ビュッフェに力を入れるホテルが増加中
上海の外資系5つ星ホテルは、目移りするほど品数豊富な朝食ビュッフェが魅力。最近は、オムレツなどのメインディッシュだけテーブルでオーダーするセミビュッフェ形式のホテルも増えてきました。ビュッフェレストランだけで2種類用意していたり、朝ごはんなのに和洋中華、シーフードからスイーツまで豊富過ぎるメニューを取り揃えるホテルも。1泊じゃ足りませんね……。
 一般的なホテルの朝食レストラン |
 その場で作ってくれるカウンタービュッフェ |
 パンの種類も豊富 |
 チーズです |
 洋風でヘルシーに |
 中華風ならこんな感じ |
週末だけのシャンパンブランチなど、特色あふれるブランチビュッフェを用意しているホテルもあります。午前中の観光はやめて、朝ごはんに専念するのもあり!? 生ガキやスイーツも食べ放題です。
 「ウォルドルフ・アストリア上海オン・ザ・バンド」のブランチ |
 「シェラトン上海虹橋ホテル」のシャンパンブランチ |
このホテルの朝食がオススメ! 宿泊客以外でも料金を支払えば利用することができます。

いかがでしたか? 食べてみたい朝ごはんはあったでしょうか。上海人のライフスタイルを見ていると、朝ごはんは絶対しっかり食べるのに、家で朝ごはんを作る人は超少数派だということがわかります。そんな文化的背景も、この豊富な朝ごはん事情を反映しているのではないでしょうか。皆さんもぜひ早起きしていろいろ食べ比べてみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。