こんにちは、上海ナビです。
小籠包の街です
南翔といえば小籠包の街。ナビも一度食べ歩いたことがあるのですが、今日の目標はそれ以外のグルメを探すこと! でも、やみくもに歩きまわっても本当にいいお店は探せないと思ったナビ。事前に南翔出身の知人や、南翔をじっくり取材したことのある地元メディアの方に聞いてみることにしました。
南南(ナンナン)ちゃんと翔翔(シャンシャン)ちゃん
「古猗園」周辺で小籠包メインの旅を考えている方はこちらの記事をどうぞ! 最近はこんな小籠包ゆるキャラも登場。名前は南南と翔翔だそうです。
蒸篭からの湯気が路地に漂います
まずは実際にどんな食べ物屋さんがあるのかを見てみました。小籠包発祥の地だけあって、やっぱり小籠包の専門店が多い! どこの店先からも蒸篭を蒸す湯気が上がっています。![]() 香ばしく焼かれた中国風ナン? |
![]() 香ばしい黒ごまのお菓子 |
![]() サンザシの飴がけ |
![]() 蒸した羊肉。スライスしておつまみに |
![]() ウズラの卵の塩蒸し |
![]() ご存知、茶葉卵 |
![]() 量り売りの焼き菓子 |
![]() 三角の肉入りちまき |
![]() かわいい菓子パン |
![]() 定番の串焼き |
![]() 採れたてのイチゴ |

こんな旗が目印
「南翔老街」のメインストリート・人民街で「草頭餅」と書かれたのぼりを発見。短い通り沿いに2軒ありました。ナビが立ち寄ったのは人民街22号のお店。店名は書かれていませんでした。
中がもちもち! 香ばしくて美味!
早速買ってみましたよ。見た目からして脂っぽいかな、甘いのかなと想像していましたが、予想外のおいしさにびっくり。実はナビ、ローカルすぎる味がニガテなんですが、これは大ヒット。日本人好みの味です。表面はカリッとした食感で中はもちもち。味は青のりに似た香ばしさ。磯辺揚げの中身をやわらかいお餅にした感じでしょうか。一つ3元でした。ここまで食べにくる価値のある名物です! 日本の縁日とかで売ったらヒットしそうだな〜。
目印はやっぱり旗
実は最近、七宝など上海周辺の各水郷でもちょっとしたブームになっている大湯圓(餡入りのお餅をゆでた軽食)。いくつか食べ歩いたことのあるナビですが、南翔老街にも何軒か専門店があるよう。そのなかでも人だかりが大きかったのは「老街湯團」。素朴な店構えで、小さなレジの中に調理場があるというユニークな作り。お店は満員電車のような混み方でした。
2個で4元です!
湯圓は一個から買うことができます。ナビはひき肉餡を二つ注文(4元)。レジでお金を渡し、湯圓を受け取って席に着くシステムでした。とろとろのやわらかいお餅と、肉汁たっぷりのひき肉餡は感動のおいしさ。寒い日だったので、この二つだけでほかほかに温まることができました。小籠包や生煎(焼き小籠包)に比べてマイナーな湯圓ですが、食べたことがないという方は「南翔老街」で湯圓デビューしましょう。
この看板がなかったらたどりつけないかも
最後に向かったのは、南翔出身の地元通に「ここに行かないと意味がない」と言わしめる小籠包屋さん。教えてもらった住所を片手に水郷内をうろうろしたのですが、歩を進めるほどに観光客が少なくなってくるんです。「本当にこの方向でいいの?」と不安になりつつ人民街をさらに進むと、完全に観光地から抜けきった古い住宅街にこんな案内板が! →
レトロな店内。常連さんで満席でした
「観光客はほとんど来ない」という前評判どおり、店内は地元の中高年でいっぱい。店員のおじいちゃんが「麺食べるの? 小籠包? 一籠は20個だけど、20個食べられる? じゃ、10個のほうでいいね?」など、かわいらしく聞いてきてくれます。席に座って店内を見まわすと、テーブルも椅子もそのまま骨董品として売れそうな感じ。古い家屋に手を入れずにそのまま食堂にしているようです。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-03-14