ニーハオ、台北ナビです。かねてから行きたかった日月潭自転車の旅!やっと実現することができました。運よく快晴、そしてちょっと暑い。日焼け止めを腕に塗りたくり、出発です!![]() 船に乗るなら、ここで聞いてきいてみてください |
![]() 高鉄「台中」駅へのバスが、ただ今出発!到着もこの場所 |
![]() 1階は観光案内所、日月潭MAPや日本語の観光案内もあります |
![]() 地下1階のGIANTに行く前に、ここに立ち寄り、スタンプノートをもらいましょう |
![]() 向かいのレストランでまずは腹ごしらえ |
![]() 過猫菜という中部ならではの野菜で、生玉子を絡めて食べます |

自転車を選んでくれています
地下1階が台湾最大手の自転車メーカー「GIANT」、ショップ兼自転車レンタルのカウンターもここです。カウンターに着いてまずしなければいけないことは、最初の1時間のレンタル費用が、200元、500元、800元、1000元に分けられた自転車を選ぶこと。2時間目からはどの自転車も200元/1時間になります。自分の目で自転車を見て決めるのもいいし、決められなかったら、スタッフを頼ってみましょう。自転車は乗り慣れていますか?よく乗りますか?身長は?とかいろいろ聞いてくれて、合ったものを選んでくれます。ナビは200元のENLIGHT3、男性のナビスタッフにはACCEND3をすすめてくれました。あまり乗り慣れていない人は、この車種がいいそうですよ。
ナビにはこの自転車をすすめてもらいました
荷物がある人は、ショップのコインロッカーに入れましょう。10元で、この10元も戻ってきます。GIANTからは、ミネラルウォーター1本とヘルメットが提供されます。服は自由ですが、ジーンズよりもジャージがいいし、汗もかくので、吸収のよいTシャツをおすすめします。それと、半周くらい行くとおしりも痛くなってきます。一周する予定なら、お尻と股にパットが入っているサイクリング用パンツをはいておいたほうがいいでしょう。ショップを出たら右へ。水社遊客中心からも右へ、時計回り方向にペダルを漕いで行きます。今日の案内役は毛さんという女性、彼女はボランティアで日月潭のガイドをしています。彼女が言うには、必ず時計回りで。反対は大変だから、と。ナビたちも一周した後、それを実感しました。
ショップの横には日月潭の少数民族邵族の写真や紹介がありました。邵族は台湾原住民の中では一番人口が少ない民族で、その風俗や習慣も他の民族にはないかなり特別なものをもっています。出発前に毛さんが説明をしてくれました。
最初は湖に沿って走っていきます。途中土地の神様の廟が左に見え、台北や台中から日月潭に入ってくるところの道を通りぬけました。ここまではラクラクで気持ちよかったよかったのですが、ここから雲品ホテルを左に見ながら上っていくところが最初の坂です。自転車は、上りは右手の人差し指でスイッチを押し、下りは親指で。ブレーキはまず右を。左は前輪なので、左を先にかけるとつんのめって前に飛ぶ?ので、右だけで調節したらいいですとGIANTのスタッフが教えてくれました。![]() まず見えてきたのは朝霧埠頭 |
![]() 結婚写真を撮っているカップル |
![]() この周辺には日月潭にしかいない奇力魚が多いそうです |
![]() 左手に土地の神様 |
![]() ここが台北や台中から日月潭に入ってくる入口 |
![]() 上り坂をクリアし、雲品ホテルを見下ろす… |

湧き上がっているところ、見えますか?
ここでは、「水社遊客中心」からもらった冊子に鉛筆でこする個所があります。この冊子のすべての個所を埋めつくすと、スカーフがもらえます。ほっと一息つける空間ですが…さあ、先は長いので出発!
ロープウェイ近くにある蝶々館
文武廟の次は「孔雀園」。ここには、鳥たちがたくさんいます。が、ここも左に見ながらどんどん進んでいきます。そして、水蛙頭歩道に着きました。歩道は歩きませんでしたが、歩道の先には、蛙5匹が重なった銅像があります。いつもは水面に3匹くらいが見えていますが、ここ数年は5匹全員が見えるとのこと。水位が下がっているんですね。
半周しました~
水社のちょうど対岸にあたる「伊達邵」に着きました。体、かなりボロボロです。ここも遊覧船の埠頭があるので、皆ここでいったん下船し、お土産屋さんや小吃の店、原住民踊りの広場、民宿と賑やかな集落を散策しながら楽しみます。ナビたち3人はどこへ行くにも自転車。埠頭のチケット売り場に着いた時に、チケット売りのおばさんから「乗らない?」と誘われました。遊覧船は自転車を持って乗車できます。チケットは半額で150元。あと半周回れるかかなり不安になってきたので、正直乗りたいなと思って船を眺めていたら、毛さんがさあ行こう!と掛け声をかけてくれたんで続行することに。そうそう、GIANTからは、何かあった時には、と緊急用の携帯を渡してもらっています。椅子のところのポケットに入れてもらった携帯は、#を7秒押すとショップにつながるのです。
邵族の踊りが見られる「逐鹿市集」に来ました。ここでは、原住民料理も食べられますし、こじんまりしていますが、九族文化村まで行けない場合は、こちらでも十分楽しめるでしょう。
ここには、釈迦の金の仏像が祭られています。ここからさらに登っていくと蒋介石が母親のために造った「慈恩塔」があるのです。塔には「永久に慈愛と恩を忘れぬ」という意味が込められています。今日の調子では、塔に登る時間の余裕、そして何より体力が全然足りません。玄奘寺の前にもいくつかお土産屋さんがあり、ナビたちはここで少し休むことにしました。まずは、ここにしかないというアッサム紅茶味のアイスクリームで体の熱を下げます!茶葉粒の食感もいい感じで、紅茶の香りもします。他にもここではシイタケや霊芝で煮込んだ卵がおいしいと評判だそうです。
眺めがいい「玄光寺」に着きました。三蔵法師の頭頂の仏舎利が祭られているところです。ここは、その眺めの良さがたたって?日月潭と彫られた石象の前に記念撮影をする中国大陸からの観光客が続出。ナビたちが行ったときも皆列になって順番を待っていましたが、割り込みしただので大ゲンカ騒ぎもあり、少し前にはニュースになっていました。数年前に来たときはのどかで、こ~んなに人はいなかったのに…。これも時代の流れでしょうか、中国人の台湾旅行で日月譚は必須の観光地、ここで写真を撮ることが、「日月潭」に来た!という証しなのだそうです。と、気を取り直し、ナビたちは更に進みます!
次はビンロウ畑の中を突っ切っていきます。下りはかなりスピードがでるので、上りのしんどさとはまた違った怖さがあります。勢いづくと下りカーブで対向車線を越えてしまうことも。平日は車も少ないのですが、やはりヒヤッとします。休日は車も自転車も多いので、右手はずっとブレーキを引きながらの下り坂になるでしょう。
ナビたちは最後の難関「月潭自転車道」を迎えました。毛さんが「私はいつもここで自転車を押してしまうの、このまえも20人で来て、押さずに一気に登れた人は7人だけだったのよ、今日の私の目標はここを越えること!」
自転車は再点検作業などがあるので、入口において、GIANTのカウンターで到着を告げます。ここで「イノチの携帯」を返却、カード費用も返してもらいます。そして、一周達成証明書を発行してもらうために写真を撮ってもらいました!証明書ができあがるまで、服を着替え、シャワーをするならして、ショップ内の自転車やグッズを眺めながら待ちます。おそらく一周できた人は、この時点で自転車買っちゃおうかなあ、なんて思ってしまうでしょう。もう自転車があるなら、足りないグッズも購入したり・・・。或いはGINATが主催するほかのコースを見せてもらったり…。これで、あなたも自転車愛好家の1人になってしまうことでしょう!上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-05-21