アジアンアートビエンナーレ開催中

2年に1度の現代アートの祭典、ビエンナーレが開かれました。今回は台湾の方の作品を中心にお知らせします。（美術館正面の巨大落書きはCandyBirdさんの作品。台中のマンションブームを皮肉っています）

崔廣宇さんは行動芸術家。バスの排気ガスでシャボン玉を作るパフォーマンス。

邱建仁さんは都市の風景を静かにとらえた油彩作品。

今回は台北で大人気の河床劇団が参加。展示室の中にさらに小さな部屋をいくつも作り、それぞれの小部屋で1人の観客のために１人のパフォーマンスが繰り広げられるんですって。

劇団員とこんなに近距離。会期中の約3ヶ月、ほとんど毎日ですよ～、すごい！

公共施設や工場の廃屋に、そこにまつわる実際のできごとを絵にして描くという作家、高俊宏さん。

これは東日本大震災の津波の後、読売新聞に載った一人の少女の写真に衝撃を受け、描かれた作品。絵が完成したとき、この少女と連絡を取ろうとしましたが、まだ取れていないとのこと。ナビも何とか力になれないかなと思いました。

今回のテーマは「返常（Everyday　Life）」ということで、日本をはじめ多くの外国人作家も台湾をテーマにした作品を作っています。台湾の現代アートに興味のある方、ぜひお越し下さい～。