台湾北東部のビーチラインへ絶景ハンティングに出かけよう!
こんにちは、台北ナビです。
台北を飛び出してショートトリップを楽しみたいなら、日帰り可能な「東北角」へのバス旅がおすすめです。海岸線をのんびりバスで行けば、ゆっくりとした時間美しい風景が待ち受けているはず。
さぁ、新たな台湾の魅力を探しに出かけましょう!
「東北角」ってどこ?
台湾好行バスで「東北角」へ行こう!

「なんだか交通が不便そう」ーーいえいえ、心配ご無用です!
観光スポット巡りに便利と好評な台湾好行バスが旅をサポート。東北角エリアを走る3路線「856黃金福隆線」「綠19宜蘭東北角海岸線」「綠18壮圍沙丘線」に乗れば、自由自在に観光地を回ることができますよ。
さらに、ICカードで乗車すれば半額で乗車できるんです。しかもこの優待は2025年8月まで続くというから、ICカードを使用して乗車しないわけがありません。
[台湾好行バス東北角エリアを走る3路線]
優待券付バリューパスで便利にお得に旅をしよう!

とりわけ台湾好行バスのバリューパッケージなら、お得に旅ができちゃう優れモノ。
今夏は新たに「新北宜蘭双線玩透透」と銘打った10コースが加わりました。東北角を走る「856黃金福隆線」「綠19宜蘭東北角海岸線」「綠18壮圍沙丘線」の3路線中2路線が乗り降りし放題のバス1日乗車券に、各種観光スポットのレジャー券がついてセットに。
使い方はとっても簡単で、チケットについているQRコードを各スポットでパッと見せて、サッとスキャンしてもらうだけ(※)でOKなんです。
※使用方法はスポット/ショップにより異なる場合がありますので、スタッフにご確認ください[台湾好行バス東北角バリューパッケージパス]
バリューパスは
ライオントラベルの公式サイトほか、以下のライオントラベル支店で販売中です。お得に旅をしちゃいましょう!
〇ライオントラベル台北駅前店〇台北市中正區北平西路3號(台北車站1F北二門)
〇ライオントラベル南港駅店〇台北市南港區南港路一段313號B2(台鉄南港駅)
〇ライオントラベル板橋駅店〇新北市板橋區縣民大道二段7號(板橋駅1F北二門出口)
台湾好行のバリューパスで「東北角」へ行かなくちゃ!
ナビもさっそくバリューパスを手に入れて東北角へ出かけることに。今回購入したのは、「856黃金福隆線Aコース電動自転車でゆとり旅」です。
台湾好行バスは黃金福隆線+宜蘭東北角海岸線の2路線で乗り放題!さらに福隆で電動自転車が2時間レンタルできるコースです。
「さっそくレッツゴー♪」と、いきたいところですが、台北から利用するには、ひとまず台湾好行バスの停留所へ行く必要があります。
台北からだと黃金福隆線の起点の台鉄「瑞芳」駅が最寄りとなります。駅前広場の先にある通り(明燈路)を左折して4分ほど歩いたところにある「瑞芳火車站(區民廣場)」バス停から乗車します。駅前広場のバス停ではないので注意してくださいね。
 台湾好行バス856黃金福隆線。バス停で手を挙げて乗車をアピールしよう |
 「黃金福隆線」のバスチケットを運転手さんにチェックしてもらえばOK! |
ここからバスは山道をくねくねと進み、九份や金瓜石、水湳洞といった人気の観光スポットを通り抜けて海沿いへ。目指すのは、いつもの観光スポットのその先です。ワクワク♪
 九份 |
 金瓜石 画像提供:交通部觀光署東北角及宜蘭海岸國家風景區管理處 |
 水湳洞 |
おなじみの観光地は車窓から…… |
山や海といった景色をバスの窓から眺めていたら、1時間強で福隆に到着です。あっという間~!
 馬崗方面行きの「福隆」バス停は道路上にあり |
 瑞芳駅方面行きの「福隆旅客中心」バス停は福容大飯店となり |
バリューパスなら、電動自転車がらくらくレンタルOK!

台鉄の福隆駅
バス停から少し歩くと、台鉄「福隆」駅が見えました。
ここからバリューパスの地図を頼りにレンタル自転車屋さん「福隆驛站」へと向かいます。住所では駅の斜め前。ですが、お店に着くとさらに先の支店に向かうようにとのこと。
状況によりレンタル可能な在庫に限りがあるのかもしれません。まずは駅近のショップで確認してみてくださいね。

駅近の「福隆驛站」。こちらでパスを提示後、店スタッフの指示に従って
レンタルはとっても簡単で、パスについているQRコードをお店の人に見せるだけ。お店の人が写真を撮って完了です。
但し、デポジットとして身分証を預ける必要がありますので、パスポート(または日本の免許証)を忘れず持参してくださいね。自転車返却後に身分証も返却となります。
大きな荷物の預かりもしてくれますよ。

QRコードを見せてスキャンしてもらうだけでレンタル完了!
続いて自転車の使い方の説明がありますが、中国語……涙。実際に自転車を使いながら実演してくれるので大きな問題はありませんが、簡単に説明すると……。
[荷台の下に主電源があり、ペダルを漕ぐと電動アシストがON。そのまま右手ハンドルに付いたレバーを押すと電気が入る仕掛け。メーター上のボタンで速度調整を。通常は2~3でOK。レバーを離せばOFFに、ブレーキは普通の自転車と同じ。ベルは左手ハンドルをひねればチリリン]と、こんな感じ。だから自転車にさえ乗れれば、誰でも簡単に乗りこなせます。ラクチ~ン!
スカートや太めのパンツはチェーンに巻き込まれないよう、ご注意を。タイトなズボンが安心です。
 主電源をON |
 速度はメーターのボタンで調整 |
 ベルは左ハンドルに |
オーナー夫人が周辺の見どころを案内してくれました。
おすすめは「福隆舊草嶺隧道」という約2kmのトンネルを走るサイクリングコース。健脚ならば、トンネルを抜けて海岸線を走るのもよさそう。絶景を堪能できるそうですよ!
 東北角マップを見ながら、「どこへ行こう?」 |
 併設のドリンクスタンドで名物の石花凍ドリンクもゲット! |
旧鉄道のトンネルを目指して、いざ、サイクリングへ出発!
店を後に道路を進むと、さっそく緑の並木道が出現です。車も少なくって気持ちいい~♪
地味にゆるーいアップダウンが続くので、こんな時は電動自転車がありがたいものです。ぐんぐん進んで、トンネルの入口が見えてきました。
「福隆舊草嶺隧道」は、元々鉄道が走っていたトンネルでしたが、現在は自転車と歩行者専用に。トンネル内は真夏でも涼しく、サイクリングに最適です。
宜蘭地方がテーマの交響曲「蘭陽舞曲」が流れ、気分も上々。途中、レトロなレンガの壁の前で、はいポーズ!
 意外と長~いトンネル |
 レンガが素敵! |
 トンネル内に県境が |
トンネルを抜けた先は……海!太平洋に浮かぶ亀山島も目と鼻の先に見えます。
大きなガジュマルの樹の下で海風に吹かれながらしばし憩いの時を過ごしましょう。ネコちゃんも出没する小さな集落では、ソーセージやジュースを売る屋台も。

亀さんみたいな形の亀山島。クルーズ船に乗って島周辺を行けば、イルカやクジラに出合えるかも?
すぐそばには、海の見えるカフェ「九號咖啡石城館」(要予約)もあります。別のバリューパスでアフタヌーンティーができるお店です。ここもよさそう~♪
予約のないナビは同じ道を辿って福隆のビーチを目指します。
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トンネルの出口と集落の広場 |
福隆サンドアートフェスティバルで砂の彫刻を鑑賞

ホテル「福容大飯店」の前に広がる福隆海水浴場は、白い砂浜が美しいプライベートビーチ。入場料を払えば(大人150元)宿泊せずとも海水浴を楽しむことができますよ。
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海水浴やマリンアクティビティなど、水遊びが楽しめちゃう |
 海を見ながら名物の福隆弁当をいただきまーす |
 絶景が拝める素敵なスタバ「福隆觀海門市」はココ |

2023年10月22日までは「2023福隆サンドアートフェスティバル」が開催中です。今年はディズニー創立100周年を記念して、おなじみのディズニーキャラたちが砂のアートになって登場しています。
856黃金福隆線のバリューパスBコースを購入すれば、QRコードを見せるだけで海水浴場とサンドアートフェスの入場できますよ!
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ディズニーの砂のアート |
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パスで入場する場合は、橋のたもとのでパスを見せて |
小さな漁村、馬崗でまったり過ごそう
自転車を返却したら、再び台湾好行バスの黃金福隆線に乗り、終点「馬崗」バス停を目指します。
バスに揺られること約10分、たどり着いたそこは小さな漁村でした。

終点「馬崗」バス停に着いたぞー!
あちらこちらに昔ながらの石造りの家が。「馬崗」は観光地然としていないから、それほど人も多くなく、都会とは異なるゆったりとした時間が流れます。
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石造りの家 |
 海が間近に望めるあずまや |
 釣り人の姿も |
 港を出ていく漁船 |

看板を頼りにカフェを目指していたら、たくさんのネコがごろにゃ~んとお出迎え。そういえば、さっき「ネコ出没注意」の看板があったっけ。にゃんこフレンドリーな村なのかもしれません。
残念ながらお目当てのカフェはお休みだったけど、うれしい出合いとなりました。
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漁村ならではの飾らない海鮮料理も人気。アワビの姿煮が120元って激安!絶景もごちそうです |
降りたバス停を海とは反対側へ。山を20分ほど上がると、灯台「三貂角燈塔」があります。
今回、大荷物のナビは登山を断念しましたが、そこには見事な絶景が広がります。
 バス停と対面にある「極東公園」 |
 このエリアは台湾の最東部にあたる場所 |
 小高い山の上、遠く遠~くに灯台が |

こちらは台鉄「福隆」駅に飾られていたポスターをパチリと写したもの。美しい……!
バリューパスはやっぱりお得!優待価格でショッピング
 ナビは馬崗にある「曙旅文化工作室」で |
 パスをお店の人に見せて |
 オリジナルのドリンクを10%オフでゴクリ |
もう1枚のバスチケットで宜蘭東北角海岸線の旅
のども潤ったところで、次の目的地「烏石港」を目指します。
今度のバスは綠19宜蘭東北角海岸線、もう1枚のバスチケットで乗車可能です。
 「馬崗」バス停は黃金福隆線と宜蘭東北角海岸線の乗り継ぎが可能 |
 もう1枚のチケットを提示して判を押してもらったら…… |
 今回はチケットの耳をもぎりとられました(バス会社により運用が異なるの?) |

バスの中から見た「外澳濱海遊憩區」は絵になる写真が撮れそう!
バスの窓からは緑の大木。時折、木々の隙間から海が見え隠れし、さまざま奇岩を目にすることができます。車内はWi-Fiも完備だからスマホで次の目的地をサーチすることも可能です。
そんなこんなでバスに揺られていたら、なんだか眠たくなってついウトウト……。気が付けば、烏石港バスターミナルに到着です。

烏石港バスターミナル
ここは観光魚市もある割と大きな港。亀山島クルージング船の乗船や「蘭陽博物館」もあります。それらのスポットへは別のバリューパスを使えばお得にアクセス(※)できちゃいますよ。
※詳しくは上記の表をご覧ください
 亀山島へ向かうクルージング船かな? |
 ユニークな外観の「蘭陽博物館」 |
旅の大フィナーレは礁溪温泉で、いい湯だな~!
バスの旅もそろそろ終盤。再び宜蘭東北角海岸線に乗り、終点の「礁溪バスターミナル」を目指します。ここは言わずと知れた温泉地。旅の締めくくりは美人の湯と評判の礁溪の湯でいやされましょう。
 礁溪では東北角を走るバスとは別の台湾好行バスも。ちなみにこれは「礁溪線」のバス |
 ターミナルから歩いて礁溪駅前へ |
「礁溪バスターミナル」からは、各社が運行する客運バスに乗れば台北まで一直線、1時間ほどで到着です。ターミナル近くの台鉄「礁溪」駅から電車で台北までも行けますよ。
温泉に浸かってから戻るもよし、温泉街をぶらりとしてから戻るもよし。思い思いに旅のエンディングをお過ごしください。
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絶品「雪花冰」に出逢った~! |
 牛舌餅が好きだからもちろん購入♡ |
 温泉に浸かって旅の汗を流す最高の時 |
ナビは温泉に入ってスイーツを食べてお土産もゲットしました~! |
この秋は、台湾好行のバリューパスでお得に「東北角」へ出かけませんか?まだ見ぬ台湾の絶景が迎えてくれますよ!
以上、台北ナビでした。