基隆や宜蘭はよく聞く地名だと思いますが、福隆や貢寮はあまり聞いたことがないかもしれません。その台湾東北角の福隆や貢寮地区にある澳底漁港付近に行ってきました。こちらは台2線濱海公道沿いにある「搖搖石花露」
今は毎年旧暦の2~6月(新暦の3~7月頃)にかけて行われる寒天採取の時期にあたります。台湾の北海岸、そしてこの東北角で採れる石花菜(天草)は、「大本(日本石花菜)」「小本(細翼枝菜)」「鳳尾(安曼司石花菜)」の3種類です
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頭巾や磯メガネ(ゴーグル)は、お婆さんがご自身で手作りしたもの。手作り感がとてもチャーミングです。磯メガネは白水木(紋羽の木)からできていて、薄く柔らかく加工後もひび割れしにくく、乾燥後も変形しにくいことから水中メガネの原型として使われていたものです。このように付けますと見せてくれたのですが、海の中でこの姿はさまになるかと思います。が、陸で見てしまうとおちゃめな強盗にしか見えないですよね(笑) |
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10歳の少女の頃から潜り始めたというお婆さんは御年75歳。表情もイキイキしていて話し方も体もとても健康!「こんなに曲がるのよ!」と身体の柔らかさも見せてくれました。やはり現役で頑張っていて覇気のある方には元気をもらえます! |
石花菜は、東北の季節風がもたらしくれる贈り物と言われています。製造過程を知って正直こんなに安価では……と思ってしまったナビでした
「搖搖石花露」の石花露は、ほんのりとした海の味がダイレクトにする今まで感じたことのない天然の味わいだったので、もし福隆や貢寮地区に行く際は是非寄って試してみてほしいものです!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2025-06-16