
鄭成功、またの名を國姓爺をご存じですか?
17世紀当時、植民地であった台湾南部をオランダ支配から解放した英雄として知られる人物です。

そんな鄭を祀る廟が台南・林百貨のすぐそばにあります。「鄭成功祖廟」です。

アクセス便利な台湾好行バスの停留所前。バスの行き先は、奇しくも鄭が攻め入ったゼーランディア城(現在の安平古堡)のある安平エリアでした。

1663年、息子の鄭經が父を祀った祠を建てたのがはじまりです。当時は「鄭氏大宗祠」や「昭格堂」と呼ばれ、地元住民を中心に親しまれてきました。伝統的な「三開間三進(縦横に各3つの空間)」構造です。

実は鄭成功は日台ハーフ。福建省出身の父・鄭芝龍と長崎県平戸出身の母・田川マツの間に生まれ、7歳まで平戸で育ったそうですよ。
■鄭成功祖廟上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2025-12-17