
今、じわじわと人気を集めている「嘉義」。嘉義市中心地は徒歩やシェアリング自転車「YouBike」での移動が便利ですが、少し遠くへ足を運ぶとなるとタクシーしか選択肢はない?(嘉義はそれほどタクシーも走っていません)いえいえ、嘉義市内を観光スポットを回るバス「光林我嘉線(0715)」があるんです。これ実は台湾リピーターにはもうおなじみの「台湾好行」バスです。

「光林我嘉線」の車両はかわいらしいラッピングが目印で、中もしっかり装飾されています。旅の気分が上がりますよね。

それではナビも乗車体験といきましょう。ナビは「嘉義城隍廟」近くにあるバス停「嘉邑城隍廟」(バス停には『南門』と記されています)から乗車し、終点の「蘭潭」に到着。乗車時間は20分ほどでした。ドアtoドアの移動はやっぱり便利!「台湾好行」バスらしく、台鉄「嘉義」駅からも出ていて、途中定番観光スポット「檜意森活村」や「獄政博物館」、「嘉義公園」も通過するから本当にありがたい!

バスを降り、近くにある橋を渡ると「蘭潭」を見渡せる「三信觀景台(展望台へ)」があります。まずはここへ行ってみてください。

「蘭潭」は1620年代にオランダ人が八掌溪支流に堰(せき)を築いたことから、オランダ人(紅毛)の堰(埤)という意味の「紅毛埤」と呼ばれていました。後に日本統治時代に再整備され、貯水池として重要な役割を果たしました。当時は農業用水や生活用水の供給源として市民生活を支え、嘉義の近代化に大きく貢献したと言われています。
![]() |
![]() |
写真を抑えてなかったのが申し訳ないのですが、「三信觀景台」は東屋です。そのため、急な雨の雨宿りや休憩スポットとしても利用価値ありです。もちろんここからの景色が素晴らしいので晴れの日でも訪れてみてくださいね。 | |

景色を堪能した後に、バス停へ戻ってみると近くに銅像を見つけました。1981年9月12日の中秋節の夜、湖上を警備中にボートの転覆事故で殉職した林清求警備隊長の銅像でした。故人の生前の功績を讃えるために建てられたそうですよ。
![]() |
![]() |
ちなみに、周囲約3kmの蘭潭は、サイクリングスポットとして人気なのですが、バス停「蘭潭」周辺にはYouBikeステーションがありません。YouBikeでサイクリングを楽しみたい方は、近くにある嘉義大学か、バスで移動する途中にある「蘭潭國小」のバス停で降りて、その近くにあるYouBikeステーションで探してみてくださいね。 | |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2025-12-10