「これだけ日本語を勉強している人が多い香港で、"おかしな日本語を探して来い!"って言われても、そうそうあるわけないじゃん…」と思っていましたが、探せばまだまだあるもんですねぇ~。

かつての香港は日本人観光客がメインターゲットでした。当時は今のようにインターネットはもちろんなく、日本語を勉強している人もごくわずか。そんなわけで昔の香港には街中に変な日本語が氾濫していたものです。
これだけ日本語がポピュラーになった今、まさか昔のように奇妙な日本語はないだろう…と思いきや、地味ながら、しかししっかりと健在していました(笑)。そんなおかしな日本語表記をドーン!と一気にご紹介します。
おまけに今回は、部門別にナビの独断と偏見でそれぞれにナンバー1を選んでみました♪ ぜひみなさんも自分のナンバー1を選んでみてくださいね。
●マッサージ部門
石を投げればマッサージ屋に当たる・・・ってくらい、ここ数年のマッサージ屋の増殖は異常w。さすがにこんなに店が多ければおかしな日本語なんてほとんどないだろう・・・ってあなどっていたら大間違い。驚くなかれ、それぞれに違う間違い表記が存在していました。どうやら店の数だけ日本語の間違いが存在しているようです。
 【ノミネート1】 基本の「き」の間違いですね。ツが大きい…はい、それだけですw。 |
 【ノミネート2】 これも軽いジョブって感じ。よくありがちな「ジ」と「ヅ」の間違い。 |
 【ノミネート3】 こまでくると、香港には小文字の「ツ」の字がないのでは?と思っちゃいます。 |
 【ノミネート4】 よく見る間違いばかりで飽きたって?それだけ、外人には判別が難しいってことですね。 |
 【ノミネート5】 え?プリン???ひと目見ただけでは判読不能です…w |
 【ノミネート6】 この店は「プ」が好きなようですね~。「ぺ」が「プ」でも判読可能…?! |
 【ノミネート7】 「ニょリ」(笑)。カッピングをした際の擬音なんですかね? |
 【ノミネート8】 これもイマイチの間違いですが、改めて文章読むとちょっとコワイかも。 |
 【ノミネート9】 今の若い人は読めないかも?「ゐ」って書いて「うぃ」って読むんですよ~。 |
 【ノミネート10】 違う店なのにこちらも「プリン」w。よほど香港人はプリンがお好き? |
 【ノミネート11】 「耳にフタをする」って読めちゃうのはナビだけ?耳が詰まりそう… |
 【ノミネート12】 これが読める人はすごい!「ァ」も気になりますが、「ワリーニソグ」って…w。 |
 【ノミネート13】 イソト…イソト…誰か教えてくださ~い。「イソト」って何? |
 【ノミネート14】 文字の大きさって気にならないんですかね?それにしても「すくうでガス」って読めません? |
 【ノミネート15】 「よ」が小さくなるだけで意味が変わりそう…「にょる」に見えるw |
 【ノミネート16】 ぷぷぷ…「アロマテテビ」だってw。おまけに「ロ」じゃなくて「口(くち)」だよ。 |
 【ノミネート17】 あ~惜しい!あと一歩で完璧だったのに…残念。 |
 【ノミネート18】 まさに優等生的間違いのお手本です。お見事としか言いようがありません。 |
 【ノミネート19】 多分「プレイス」って言いたかったんでしょうけど。間違いのおかげでなんか体育会系の店っぽいッス。 |
 【ノミネート20】 え?耳が取られちゃう???芳しい処置は気になるかもw。ちなみにツボは按摩しませんよ~。 |
 【ノミネート21】 いやいや、そんな自信持って言われても、日本人には意味不明。 |
 【ノミネート22】 「めんま」って…ここはラーメン屋さんでしたか。あ、「あんま」ね。 |
 【ノミネート23】 どこに間違いがあるの?って感じですが「ホテル」じゃなくて「木テル」ですよ。 |
 【ノミネート24】 おぉ~これは完璧でした!と思ったら…残念。「足つほ」でした。 |
►ナビが独断で選んだ【マッサージ部門】第1位!どのお店も独自の間違いでクスっとさせられたり、頭を悩ませてくれましたが、大文字と小文字の判別なし、「ジ」と「ヅ」、「ン」と「ソ」というマッサージ店にありがちな間違いを全部網羅しているというこもあってこの看板に決定しました!
それにしても、これだけイヤというほど似たような間違いがあると、正しい日本語表記のマッサージ店の看板を見ると、逆に違和感を感じてしまいます(笑)。
●「の」部門
香港に限らず、アジアを旅しているとやたらと「の」の字を見かけることが多いような気がします。おそらく世界中でいちばん有名な日本語かも(笑)。
そんな「の」の字は、日本以外では本来の文法的な意味合いはほとんどなく、デザイン的や視覚的な効果で使用されているのでは?だからこそ、日本人にとっては、思わず首を傾げたくなる表現になってしまうのかもしれませんね。
 【ノミネート1】 「の」もさることながら、そもそもなぜここに「駅」が出てくるのかがさっぱり…。う~む、考えれば考えるほどわからん… |
 【ノミネート2】 「食いしん坊のためのステーキ盛合せ」って意味なので、使い方としては正しいです。 |
 【ノミネート3】 これも使い方としては正しいようですね。漢字+日本語+英語…なんか国際的。 |
 【ノミネート4】 『美の味』という店ですが、美しい味って何でしょう。素直に『美味』だけの方がよかったのにね。 |
 【ノミネート5】 てっきり「讃(いいね)」だと思っていましたが、どうやら讃岐から来ている様子… |
 【ノミネート6】 おおお!ナントわかりやすいネーミングでしょう。ま、厳密には意味不明なんですけどねw。 |
 【ノミネート7】 「優の…」とくれば、香港に来たことのある人なら別の名前を思い出しませんか? |
 【ノミネート8】 そうです。「優の」の元祖はこちら。今でこそ定着していますが、やっぱりこれも意味不明。 |
 【ノミネート9】 「の」さえ付ければ日本製と思ってくれるって考えてるとしか思えないネーミングです。 |
►ナビが独断で選んだ【「の」部門】第1位!正直、ナビ的にはどれもこれもインパクトが弱く、クスリとも笑えないものばかりでした(汗)。そんなわけで「の」部門では、香港に「の」を広めてくれたパイオニアとしての感謝を込めて「優の良品」を1位に選びました(笑)。
●店名・ブランド名部門
お店の顔となる店名ですが、中には一体どうしてこんな名前付けちゃったの??っていうお店とか、こんなに堂々と間違っていてのいいの?なんてお店も。
この【店名・ブランド名】部門では、日本語的に間違ってはいないけどインパクトのある名称と、おかしな日本語の両方をまとめて紹介します。
 【ノミネート1】 「へんなりょうり」?かと思っちゃいましたw。ここまで堂々と間違ってると逆にすがすがしいですね。 |
 【ノミネート2】 インパクトに関してはダントツかも?!ぜひともネーミングの由来を知りたいものです。 |
 【ノミネート3】 これも結構すごい店名…というか、ちょっと怖そう。まさかその筋の方が常連じゃないと思いますが… |
 【ノミネート4】 もし日本人客を中心に呼びたいなら、やっぱり日本語は正しく表記してもらいたいですよね。 |
 【ノミネート5】 厳密には「アメヤ横丁」もしくは「アメ横」なんですけどねぇ…お菓子やなので「飴」と掛けてるのかな? |
 【ノミネート6】 日本料理レストランなら、やっぱり日本語は正しく表示してもらいたいですね。 |
 【ノミネート7】 商品のコピーは完璧なのに、なぜに商品名が秋葉原?やっぱり名前が知れてるからでしょうか。 |
 【ノミネート8】 そしてこちらは軽井沢。ほかにYamagata(山形)ブランドもあります。 |
 【ノミネート9】 一度聞いたら忘れないネーミングですね。れっきとした日本資本のお店です。 |
►ナビが独断で選んだ【店名・ブランド名部門】第1位!やっぱりこのネーミングのインパクトはすごすぎです!なんて言っても、「穴」ですよ、「あな」!知らない人が聞いたら、この店がすし屋だなんて思わないでしょうが、一度聞いたら忘れない(日本人なら)と思いますよ。その強烈な名前を敢えてお店に付けてしまった大胆さに敬意を表して堂々の第1位です!
●メニュー部門
外国旅行の楽しみのひとつが食事。多くの店ではその国の言語で書かれ、場合によっては英語メニューもありますが、それでもどんな料理が想像できないことがしばしば。そんなときに役に立つのが日本語メニューですが、その頼りの日本語メニューも間違っていたらますますチンプンカンプンw。
ここでは、そんな日本語メニューからではどんな料理が思いつかないものをメインに選んでみました。
 【ノミネート1】 多少表記の間違いがあるにしろ、これは理解の範疇内。この程度なら問題なく注文できますね。 |
 【ノミネート2】 英語の直訳かな?でも「歓喜」って何?どんな味?なんて思わず突っ込みたくなりますw。 |
 【ノミネート3】 「あ、ご丁寧にありがとうございます」と言いたくなりそうな表記。「中身は」はいらないと思うけどね。 |
 【ノミネート4】 なんですって?この店では食べ物ではなく「石」を出すの?? |
 【ノミネート5】 得体の知れない姿焼き…想像するとオソロシイ…ムガってどんな生き物かと思いきや、イカの間違いですね。 |
 【ノミネート6】 濁点が付くだけで想像付かない料理になっちゃいます。写真があればどうにかなるけど… |
 【ノミネート7】 「天ぷう」…かわいい感じがしますね。でもこのメニュー、命令口調に受け取れませんか? |
 【ノミネート8】 この店は「わ」と「れ」の区別が付かないみたいですね~。これでも日本食レストランです(笑)。 |
 【ノミネート9】 まだまだありました。「ラなぎ」…ま、ありがちな間違いですけどね。 |
 【ノミネート10】 「イカさつま揚げ」なんですが、ひょっとして「ケーキ」って言いたかった? |
 【ノミネート11】 トマトですよ、ト・マ・ト。「ト」の字があるんだから、ちゃんと使ってよ~。 |
 【ノミネート12】 日本語メニューは完全意味不明。「うム」じゃなくて「ラム」です。でも「ち」って? |
 【ノミネート13】 「ラ」と間違われ続けていた「う」ですが、今度はなぜか「テ」と間違えられてる… |
 【ノミネート14】 この店のラーメン、日本人には注文しにくそう…。「熊本男くださ~い」 |
 【ノミネート15】 なんと、こっちは「豚男」(笑)。とんこつスープらしいんだけど… |
 【ノミネート16】 「男」が付くならなんでもええんかい?って感じですね。ここまでくると理解の範囲を超えてます。 |
 【ノミネート17】 ほう、今度は「赤男」ときましたか…。そうなると次に来るのはなんとなく想像つきそう。 |
 【ノミネート18】 白とか黒じゃなくてすいません。期待にそむいて「麺男」でした。なんか怪人っぽい名前ですねw。 |
 【ノミネート19】 「お、イキがいいねぇ」って言っちゃいそうですが、この名前だと料理の想像できないよぉ~。 |
 【ノミネート20】 ま、意味は間違っていませんね。これなら注文と実物の料理のギャップはないでしょう。 |
 【ノミネート21】 写真がぼけちゃってすいません。「ぶく」…カワイイ響きw。ついついオーダーしちゃうかも。 |
►ナビが独断で選んだ【メニュー部門】第1位!世にも恐ろしい響きのする「ムガの姿焼き」、これっきゃないでしょう!
今回は表看板のメニューが中心でしたが、実際のレストランのメニューにもおかしな表記の料理名がたくさんあります。それとなくあら捜しをしてみると面白いかもしれませんよ。
それにしても今回気づいたのは、「
日本料理を押し出しているローカルレストランほどおかしな日本語が多い!」ってことです(笑)。
●商品コピー部門
スーパーマーケットやローカルの雑貨屋さんは変な日本語の宝庫。見つけようと思って見つかるものではないですが、それでも間違った日本語に遭遇するとちょっとうれしくなっちゃうのはナビだけ?(笑)
それにしても、日本語さえ表記すれば日本製と思われて信頼される(?)っていう神話はいまだに崩れていないんですねぇ。変な日本語が印刷されているのは気分的に複雑ですが、それでも日本人としては誇りに思います。はい。
 【ノミネート1】 いくら変でも、香港人ならこの包装見たら日本製って思っちゃいますよね。 |
 【ノミネート2】 同じシリーズでまた間違いw。「無限のおいしさ」だったらパーフェクトなのに。 |
 【ノミネート3】 「ふリかけ立てた」に竹立てかけた…早口言葉ですか?w |
 【ノミネート4】 「お生地」=丁寧、「木こり」=わからん、「裏裏」=つまり表?? |
 【ノミネート5】 日本人でも助詞は難しいからしょうがないね…でもはっきり言います。変っ!! |
 【ノミネート6】 ぜ~ったいに使いたくない!蛾のハンガーなんて気味が悪すぎる! |
 【ノミネート7】 と思ったら、こっちはレモン蛾?防虫剤なのに虫を増やしてどうするんだぁ~ッ! |
 【ノミネート8】 フローゼットってクローゼットのことだろうけど、靴にどうやって入れるの?そんな大きいもの… |
 【ノミネート9】 文学的な説明である。言ってることは理解できるのである。でも日本語間違っているのである。 |
 【ノミネート10】 「消臭 虫除け」で終わってる…その後が気になるぅ…。で、結局のところ効くの?効かないの?? |
 【ノミネート11】 とりあえずそこら辺の日本語入れればいいってもんじゃないよ!安易過ぎる典型的な例w。 |
 【ノミネート12】 どこが変なの?って思った人も多いでしょう。このハサミはヘアカット用。書かれてる説明と一致しないんですよねぇ… |
►ナビが独断で選んだ【商品コピー部門】第1位!1位は1位でもワースト1位です。理由は単純。だってナビは虫が大嫌いだからw。
日本人だったらこの商品は見るのもイヤだろうし、手に取るのも抵抗ありそう。おまけに「ラベンダー蛾」ってどんな蛾なんだろう?ラベンダーに棲息する蛾?なんてよからぬ想像をして、さらに気持ち悪くなってきそう…
ナビ的にはこの商品が市場に出回ること自体、抵抗大ありッ!
●美容・健康商品部門
このところドラッグストアに行くと、やたらと目に付くのが美容・健康関連商品。ちゃんとした商品もあるんでしょうが、中には「何これ?」的な商品もちらほら。
最近は日本語がわかる香港人もたくさんいるのだから、変な日本語はかえって逆効果な感じがするんですけど、どう思います?
でも、買う買わないは別にして、そんなパッケージの説明を読むのは案外面白かったりして(笑)。
 【ノミネート1】 ミルクィ?あ、ミルキーのことか。一瞬理解に苦しみます。 |
 【ノミネート2】 日本語表記がかえってアダとなっているような。そのまま「筋骨健」のほうがわかりやすいですよね? |
 【ノミネート3】 なんだか意味わからないけど、すごく効きそう…思わず手に取らずにはいられません。 |
 【ノミネート4】 「の」を羅列すればいいってもんじゃありませんよ。意味は想像できるけどね。 |
 【ノミネート5】 最初の2行は中国語なんだから、いっそのこと全部中国語にすればいいのに… |
 【ノミネート6】 上の商品の横に書かれている説明文です。正しい説明もあるのにねぇ。 |
►ナビが独断で選んだ【美容・健康商品部門】第1位!読めば読むほど意味不明な商品名ですが、使用されている4つの漢字の威力は強烈!例え日本語がわからない香港人でもこの漢字だけで想像ができてしまう・・・やっぱりネーミングのインパクトって大切なのかもしれませんね。脱帽です。
ちなみに、ブランド名が気になったのでネットで調べてみたら、「日本」という名はついていますが完全なローカルブランドでした(当然か・・・)。一応、日本の安全規格には適合しているということなんですが・・・。
●番外編
さて、ここから先は番外編ということで、今までご紹介したどの部門にも属さないおかしな日本語をアップしていきます。
ここまででかなり食傷気味だとは思いますが(笑)、もう少しお付き合いくださいね。
■□■ ー(音引き)編 ■□■
■□■ 間違ってはいないんだけど、どこか変編 ■□■

これはマカオのお店の変な日本語。
いかがでしたか?
気が付いたら膨大な数になってしまったので途中まで見て挫折してしまった人も多いかもしれませんね(すいませんw)。冒頭でも言いましたが、最近では以前ほど日本語メニューや看板、表記などは見かけなくなってきましたが、それでもまだまだあるところにはあるものです。もちろん今回紹介した以外にもたくさん存在していることでしょう。
もし旅先でおかしな日本語を見かけたら、ちょっとカメラに収めてみてはいかがですか?ちょっと変わった旅の思い出になるはずです(多分w)。
以上、香港ナビがお伝えしました。