花蓮の美食を食べつくせ~!地元民からリサーチしたおいしいものを食べまくりました☆

蔥油餅街にはこんなキャラまで登場していました!
こんにちは、台北ナビです。風光明美な花蓮。景色でお腹いっぱいと思っても、お腹がすいてくるのが人間の性!花蓮って、ガイドブックではワンタン推しだし、それ以外、何を食べればいいかわからない…という状況に陥りやすいんですよねぇ。というわけで、日本の観光雑誌に掲載されているようなお店ではなく、花蓮人自ら強力推薦してくれたお店を食べ歩いてみました。
地元民は有名店の隣押し!!


花蓮の小吃と聞いて真っ先に浮かぶ「公正包子」。しかし地元民がオススメするのはそのお隣の「周家蒸餃」なんです。こちらも「公正包子」と負けず劣らずお忙しい様子ですが、何を注文すればいいかわからないナビの様子を見るや、「何を注文する?ひとりならスープと蒸餃子、それに小籠包2つくらいあればお腹いっぱいになるよ~!」と優しく声をかけてくださいました。こういう優しさも地元民が支持する理由なのかもしれません。
 お昼を過ぎた頃に行きましたが、お客さんでいっぱい! |
 せっせと作っていました |

ナビはオススメしてもらった「数量限定ニラ蒸餃子(韭菜蒸餃)40元/籠」に大感動。今まで食べた蒸餃子の中でもかなり上位、いやもう優勝!!というくらいおいしいのです。艶々の皮に包まれた肉汁いっぱいの餡。アチチチと言いながら口へ入れるともう最高♪ニラと豚肉が絶妙に混ざり合い、幸せ~☆それなのに、たったの40元。こんなに安くておいしい蒸餃子は台北では食べられません。忘れてはならない小籠包は1つ5元。花蓮の小籠包は皮が厚く、ミニ肉まんのようです。なので、蒸籠単位ではなく、1つから食べられますよ。551の豚まんのようなお味で、「懐かしい~」と思ってしまった関西人ナビなのでありました。
 小籠包も大きい~! |
 スープも是非♪ |
周家蒸餃
花蓮市公正街4-20號
(03)835-0006
24時間営業
年中無休
日本語不可
現金のみ
泥コーヒーってなんぞ?


花蓮にもスタバがありますが、珈琲好きとしては是非地元に密着した珈琲を飲みたいなぁと思っていたナビ。そして見つけてしまいました。その名も「泥巴咖啡(泥コーヒー)」。店名にもなっている泥巴咖啡はお店の看板メニュー。アフリカ産、中米産、アジア産のコーヒー豆をミックスした珈琲豆から淹れられる珈琲に、有機穀物を混ぜたものです。この有機穀物が泥のように見えちゃうんです。出てきた時には何か粒が浮いているくらいでしたが、飲み進めてゆくうちに、泥感が増してきます。「おもしろい!」話のネタに是非試してみてくださいね。肝心のお味はというと、苦味がきついですが、飲みやすいのが特徴。ちょっと街歩きに疲れたら飲みたくなっちゃう、そんなお味でした。今回ナビは試しませんでしたが、こちらで扱っている「老鼠貝果(ねずみベーグル)」も人気だそうです。次回来た時には試してみようとひそかに狙っています。
 お疲れですか?座っていきましょう!と書かれた看板 |
 2階もあります |
 ベーグルも人気! |
 コーヒー以外のドリンクも♪ |
 コーヒー豆も売っています |
泥巴咖啡
花蓮市中正路561号
(03)835-0391
13:00~21:00
火曜日休み
日本語不可
現金のみ
素朴な豆花屋さんでは通ぶろう!


原付で買いにくる地元民が多い「中豆花」。花蓮中心地より少し離れた所にあるので、ここは知る人ぞ知るお店と言っても過言ではないそうです。一見さんだったナビはピーナッツ(花生)とタピオカ(珍珠)の入った総合豆花35元を注文してみました。優しい味で煮込まれたピーナッツとQQとしたタピオカがくせになります。蜜が甘すぎず、さっぱりしているので、あっという間に食べ終えてしまいました。ナビが食べている間にもお客さんが続々来たのですが、地元民は一様に「レモン汁は…」「生姜汁は…」と言っています。後から知ったのですが、こちらのお店では、冷たい豆花はお好みで「レモン汁」、温かい豆花は「生姜汁」を無料で追加できるそうです。今度は通ぶって「加檸檬汁(レモン汁を足してください)」「加薑(しょうがを足してください)」と注文したいと思います。
 簡単な椅子と机が並べられているだけの簡素な店内 |
 でも、外の風を感じながら食べるとおいしさがアップするように思うのはナビだけ? |
 食べ終わったらゴミの分別にご協力を♪ |
中豆花
花蓮市民権五街2号
(03)834-3302
10:00~23:30
年中無休
日本語不可
現金のみ
おばちゃんパワーさく裂の麺パラダイス


お嫁に行き損ねてから、お店経営にまい進しているというユーモラスな林さんがオーナー!
看板はありません。でも活気とお客さんの笑顔が溢れる「辣妹麺館」は花蓮のおばちゃま達が切り盛りするお店。麺の種類だけでも6種類も用意していて、まさに麺天国!ナビはショートカットのふくよかなおばちゃまがオススメしてくれた拉麺45元を注文してみました。45元だというのにお椀が大きい!苦笑。いわゆる丼鉢と言われる大きさのお椀に9分目までスープと麺が入っています。上に乗っている肉燥には味がよく染みていてお箸が進みますよ!もやしもシャキシャキしていていい食感♪
味もいいのですが、何よりこちらで働くおばちゃま達の飾らない様子とフレンドリーさんにイチコロになってしまったナビ。この味とおばちゃまに会うため、また訪れてしまうんだろうなぁ…。

メニューには値段も書かれていません
辣妹麵館
花蓮市新港街65号
(03)835-7295
8:00~20:00
旧正月2日間のみ
日本語不可
現金のみ
花蓮に来たら蔥油餅よね!


こちらは観光ブックにも掲載されていますが、ここは絶対押さえておきたい美食スポット!明心街と林森路の間にある復興街は「蔥油餅街」と呼ばれ、お昼を過ぎると人で溢れかえります。ナビは平日に行ったのですが、列に並ばないと買えませんでした。休日なら行列は必至。でも、回転も速いので待つのが苦になることはありません。いくつもあるお店の中から選んだのは地元民がオススメしてくれた「老牌蔥油餅」。青い軽トラのお店と覚えてください。ちなみに雑誌やテレビなどでは黄色い軽トラの「正老牌炸蛋蔥油餅」も評判がいいそうです。地元民曰く、まぁどこも似たり寄ったりだけど、強いて選ぶなら「老牌蔥油餅」なのだそう。
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いつも行列! |

「蔥油餅街」で食べられる蔥油餅は「炸蛋蔥油餅」と呼ばれる物。油で焼いた蔥油餅とは違い、油で揚げた皮に、半熟の卵を挟んだものです。ナビはもちろん「加蛋(たまご入り)30元」を注文。外はカリ!中から半熟玉子がジュル~と流れでてきて、美味~♪ニンニクの効いたソースも相まって、3分もかからぬうちに完食~!ちなみに卵を完熟にしたい場合や辛いソースを追加したい場合は注文時におばちゃんへ伝えてくださいね。
 挟まれたタマゴを潰すと… |
 中からドロっと黄身が出てきます |
老牌蔥油餅
花蓮市復興街110巷2号
0955-282038
13:00~19:00(売り切れ次第閉店)
不定休
日本語不可
現金のみ
花蓮の誇る台湾のソウルフードはレベル高し!


台湾の小吃と聞いて思いつくのは「蚵仔煎」ですよねぇ。花蓮人がこよなく愛する蚵仔煎は自由街と中華路の交差点近くにある「海埔蚵仔煎」。絶えず列ができているので、お店がどこにあるのか、すぐにわかるはずです。
お店と言いましたが、屋台に毛が生えた程度の店構えで、パイプ椅子にテーブルという簡素な店内。とにかく人気なので、相席必至です。ナビは運よく、列に並び5分ほどで席につけました。ラッキー。
 行列覚悟! |
 値段は冷蔵庫に貼られていました |

店先ではひっきりなしに蚵仔煎が焼かれていますが、まったく追いつかず、しばらくして蚵仔煎55元が出てきました。牡蠣は日本の牡蠣と比べると小ぶりですが、一般的な蚵仔煎からすると大き目の物を使用。牡蠣の味がぎゅっと凝縮されているようで、牡蠣好きにはたまらない味です♪人気の秘密は甘辛いソースだと見たナビ。ピリっと後味が残るソースと牡蠣、そして皮が織りだすハーモニーが絶妙で、ビールが飲みたくなっちゃいました。また、蛤仔湯45元は注文が入る度に蛤仔をスープにINするため、とっても新鮮!ぷるっぷるの蛤仔に刻み生姜を加えただけのシンプルなスープですが、おいしんですよねぇ~。
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新鮮な牡蠣と蛤仔 |
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蛤仔湯も忘れずに注文を! |
海埔蚵仔煎
花蓮市自由街86号
(03)832-3121
17:30~23:00(売り切れ次第閉店)
不定休
日本語不可
現金のみ
しぼりたてレモン汁を贅沢に!


海埔蚵仔煎のお隣も人気店。こちらの看板メニューは愛玉です。こちらが特別なのは、しぼりたてのレモンをたっぷりと絞ってくれる点にあります。しぼりたてレモンは予め絞っておいたレモンと違い、香り高くさっぱり。もっとさっぱりしたい時には+10元でレモン汁を追加することも可能です。愛玉自体は味がしませんが、身体の中にこもった熱を発散してくれる働きがあり、夏にぴったりのドリンク。冬には生姜ジュースや豆花、湯圓も売っているので、そちらを試すのも◎
 愛玉の他に… |
 米苔目もありました~ |
楊子萱招牌愛玉
花蓮市自由街86号
(03)832-3467
16:00~23:00
不定休
日本語不可
現金のみ
パイプから紅茶がこんにちは~♪


こちらも有名なお店ですが、どの花蓮人に聞いてもやっぱりここに飲みにきちゃうという「廟口紅茶」。地元民の朝ごはん、昼ごはん、夜食として一日中、お客さんで溢れています。店名にもなっている紅茶は、台湾でよく飲まれる甘い紅茶。なぜか懐かしい気持ちにさせてくれる味です。その懐かしの紅茶はなんとパイプからかなり冷やされて出てきます。こちらのドリンクは一切氷を入れないのに、キンキン!その秘密は…2層になったパイプが2階にまで伸びており、外層が冷蔵庫の様に冷やされているから。このパイプを伝ってくると、飲み物が冷やされるという仕組みだそうです。ナビはこの時食べませんでしたが、地元民が愛する台湾のマカロンこと「小西點」は絶対食べなきゃ!と言われているそうですよ~。次回は必ず食べなければ!!
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蛇口からドリンクが勢いよく流れでます |
 今度は小西點も食べたいな… |
 店内でお召し上がりになる際はグラスで、お持ち帰りは紙コップで出てきます |
廟口紅茶
花蓮市成功街216号
(03)832-3846
6:00~深夜1:00(24時間営業ではなくなりました)
年中無休
日本語不可
現金のみ
本格スイーツを花蓮でいただけるなんて…


ショーケースには見た目もおいしいケーキが♪
花蓮の美食はどちらかと言えば、古きよきものを守っている印象で、欧米系のものって食べられる場所は少ないイメージでしたが、本格フランス菓子をいただけるお店があると聞いてやってきたのは「邊境法式點心坊」。その中でも人気だという「覆盆子香草千層派(フランボワーズミルフィーユ)110元」を食べてみました。皮はパリパリ、ミルク感たっぷりのクリームがよく合います。そして、中に入ったフワンボワーズがアクセントとなり、食べ飽きることなく完食♪花蓮でここまで本格的なケーキをいただけるとは嬉しい。そしてお値段も、台北よりも抑えられてあるので、お得感があります。今度は他のケーキも試してみたいなぁ…。
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シンプルでシックな店内 |
 オーガニックティーや |
 マシュマロなども販売しています! |
 ケーキの他にも |
 ジェラートや |
 カヌレなどの焼き菓子も♪ |
邊境法式點心坊
花蓮市明智街73号
(03)831-5800
11:00~21:00
火曜日休み
日本語不可
この外にも花蓮の小吃と言えばワンタン麺があげられますが、これはあまりにも有名すぎるためパスしました。これを参考に花蓮の食べ歩きを楽しんでもらえれば嬉しいです。
次回花蓮に行くことがあれば、他の小吃も開拓するぞ!と美食発見に意欲を燃やすナビがお届けしました。